異星人の歌声がココロに染みるアルバム / David Bowie「ZIGGY STARDUST」

2018年1発目の私的名盤紹介です!

今回は2016年の1月10日に惜しくもこの世を去ったデヴィッド・ボウイのアルバムを紹介します。
もうあれから2年も経つんですねぇ…。

ZIGGY STARDUST


Ziggy Stardust(ジギースターダスト)」は1972年に発表されたデヴッド・ボウイの5作目のアルバムで、彼の代表作のひとつでもあります。


原題は
「The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars」
と、とっても長いです。

直訳すると、

『お~、ばあさんや。火星から来なさったジギースターダストはんと蜘蛛たちが今日はようけ上昇・下降しとるね~www』

って感じなんでしょうか?(想像です)



※実際は「ジギー・スターダスト&ザ・スパイダーズ・フロム・マーズの栄枯盛衰」といった意味だそうです。

ザックリした解説

このアルバムはコンセプトアルバムになっています。

“ジギー・スターダスト” とはボウイが作り出した異星から来た架空の人物で、 “スパイダーフロムマーズ” はそのバックバンドという設定です。

異星からやってきた架空のスーパースターこと “ジギー” が滅び行く地球に舞い降り、ロックスターとしての成功、そして没落までを描いたストーリー仕立てになっているのです。

アルバムジャケットはロック好きじゃない方でも一度は目にしたことがあるんじゃないかって程有名ですよね。


このアルバムはあの「ローリング・ストーン誌」の “オールタイム・ベストアルバム500” で35位にランクインしているほど世界的に有名なので、今更オッサンが細かく解説する必要はないでしょう。



ちなみにジャケットの場所はロンドンのHEDDON STREETという所だそうです。
現在はこんな感じ。


アビーロード同様、死ぬまでに一度は行ってみたい場所です。

  •  
  •  


余談ですが、「Starman」をカバーしている布袋寅泰の「GUITARHYTHM Ⅳ」はこのジャケットにインスパイアされたものらしいです。

あ、見れば分るって?



それから以前紹介した「Velvet Goldmine」という映画は、モロこの頃のデヴィッド・ボウイを描いてた作品になっています。

関連記事:「“ジギー・スターダスト=ブライアン・スレイド”な映画「ベルベット・ゴールドマイン」

興味をもった方は是非ごらん下さい。

特に好きな曲

もちろん全編通して大好きなんですが、全て紹介するといつまで経っても書き終わらなそうなので掻い摘んで紹介します。

Five Years


ヘッポコ味のあるドラムで始まるアルバム1曲目。
初めてこのアルバムを耳にした時、この1曲目だけでノックアウトされました。

地球があと5年で滅亡する中で人々の悲しみや希望を歌った名曲です。

歌詞付き動画でご覧頂くとより染みると思います。


Starman


言わずと知れた名曲中の名曲です。

「ラジオを通じて宇宙からメッセージを送ってくるロックスター」といった内容です。
前述の「布袋寅泰」や「大橋トリオ」、カマカマ…で有名な「カルチャークラブ」などもこの曲をカバーしてます。

上の動画は1972年のスタジオでの演奏です。
ド派手な衣装はもちろん、今は亡き名ギタリストのミック・ロンソンとの掛け合いも見ものです。


そういえば最近観た「オデッセイ」で挿入歌に使われてて映画によくハマってました。



Ziggy Stardust


アルバムタイトル曲。
 イントロのギターフレーズがしびれます。

G→D→Cadd9→GonB→Am7(たぶん)。
くぅ~たまりませんね。


最近では「The Yellow Monkey」がカバーしましたね。
カバーというか完コピに近くてむしろ好感度が上がりました。

まとめ

これぞ名盤!といったアルバムです。

名盤といっても、ただ「グラム・ロックの名盤」とは片付けられないくらい大きな世界と影響力を持っている作品だと思います。
ロック好きではない人が聴いても、きっと心に突き刺す何かがこのアルバムにはあるんじゃないかな~なんて思います。


若い頃はそうでもなかったアルバムが、歳を重ねるにつれココロに染みるようになってきたオッサンからは以上です。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

コメントを投稿